ズバリ加熱処理をしていないビールです。
正確には、
「熟成させた後に加熱処理する」と熱処理ビール
「熟成させた後に加熱処理しない」と生ビール
この違いがあります。
なぜ、熱処理したりしなかったりするの?
加熱することで製造中に入った雑菌を弱めたり、熟成酵母の働きを抑えます。
雑菌は当然として、なんで酵母を抑える必要があるかというと、
再発酵を防ぐためです。
これはワインなどでも同じです。
瓶や缶の中で勝手に発酵して味が変わったりしたら嫌ですからね。
つまるところビールをおいしく保つためには酵母を取り除く必要がある。
酵母が入っていると2週間程度しか持たなかったらしいですよ?
もちろん生ビールも例外ではありません。
- では加熱しない生ビールは劣化しやすいのか。
大丈夫です。生ビールもしっかり酵母を取り除いています。
「加熱」ではなく「ろ過」によって。
特殊なろ過装置を使うことで、加熱無しでも安定したおいしさのビールを作ることができます。
手軽に入手可能な熱処理ビール
現在、熱処理されたビールはあまり種類がありません。
主に見かけるのはこの4種です。
アサヒ「アサヒスタウト」
キリン「クラッシックラガー」
キリン「キリン秋味」
画像は2019年のデザインです
サッポロ「サッポロラガー」
まとめ
・生ビールの「生」とは加熱していないビールのこと
・加熱の代わりにろ過をすることで、長期保存が可能になる
・熱処理ビールはあまり販売されていない(つまりレア)
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