ビールコーナーを覗いていると「サッポロラガービール」や「キリンラガービール」などといった、
一風変わったラベルのビールを見かけることがあります。
一体ラガーって何者なんでしょうか。
実は発酵方法なんです。
発酵方法 ラガー or エール
ビールの発酵方法には2種類あります。
ラガー:下面発酵
エール:上面発酵
・ラガー(下面発酵)
日本で親しまれているビールのほぼすべてがこのラガーです。
「キリンラガービール」も「キリン一番搾り」も実際のところ同じラガービールです。
発酵の際に酵母が下の方に沈み込んでいくために下面発酵と呼ばれています。
低温でじっくり長時間熟成させる方法です。
すっきりとした味わいでとても飲みやすいビールが出来上がります。
ビールとしては後述のエールよりも後に開発されており、
時間はかかるが大量に製造可能なので瞬く間に世界中で楽しまれるようにりました。
・エール(上面発酵)
あまりなじみのない人が多いエールです。
エールは主にクラフトビール(地ビール)のことを指します。
発酵酵母が上へと移動していくために上面発酵と呼ばれます。
ラガーとは様々異なります。
まず、発酵・熟成時間が短いです。ラガーの約半分ほどの時間で完了します。
温度もほぼ常温で行うことができます。ラガーは大体0~10℃で行います。
ラガービールと大きく異なるのは味です。
酵母の働きによってフルーティであったり、スパイシーな香りが生まれます。
人を選ぶ味かつ大量に製造するのには向いていないですが、
その分小規模ブルワリー(ビール蔵醸所)で各々が様々なビールを作り出しています。
なので、ビールの種類は圧倒的にエールビールの方が多いです。
ラガービールっぽくないビール
日本で市販されているビールの9割以上がラガービールなのです。
しかしクラフトビール(エール)みたいなビールもあります。
主に見た目で。
・アサヒスーパードライ ドライブラック
いわゆる黒ビールです。
色黒なビールは全部黒ビールなので、ラガーとエールが混在してしまいます。
なので、黒ビールを飲む時にはどちらかを確認するといいかもです。
エール独特の香りが不意に来ると口がびっくりしちゃいます。
エールビールは大体クラフトビール
クラフトビール(地ビール)と呼ばれるビールは多くがエールです。
エールの方が香りや味に変化が出せるので、オリジナリティを求めると自然とエールビールになります。
最近ではコンビニでもクラフトビールが置いてあるのでお買い求めしやすいです。
・僕ビール君ビール
ローソンで売っています!!
まとめ
・ビールはラガーとエール
・日本の大体の市販ビールはラガー
・ラガービールはのど越し良く飲みやすい
・エールが飲みたいならクラフトビール
・ローソンで売ってる
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